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1つは環境の問題です。あと4年で新世紀が来ますが、環境はこのままでいいのか、次の世代に何を残していけるのかということで「ネーチャーゲーム」という自然を五感で感じようというプログラムの普及に努めたり、森を守ろうとする森林ボランティアの養成セミナーをやっています。
つい最近「市民ボランティアネットワーク」というのをつくりました。これは、市民の皆さんの中で「こんなボランティアをしたいのだけど」という方がYMCAに来ていただければ、どこか適当な施設にコーディネートをしていくという働きをしています。具体的には「ももぞの学園」という学校があり、そこへボランディアに行っていただいたり、トレーニングをさせていただくということをしています。
大阪に「プロップステーション」というグループがあります。そのグループは障害のある肢体不自由の方々が、コンピューターやインターネットを使うことで仕事や就労ができるというシステムを開発をしております。つい先週のちょうど今頃、そこの代表の方に来ていただいて、岡山でも同じようなものが出来ないかなということで今考えています。
それから、会場に車椅子の方が1人おられます。タキちゃんという私の友達ですが、タキカワさんと一緒に「車椅子ごっこ」というプログラムを毎月1回やっています。車椅子に乗ったことのない人が車椅子で町の中を走ったときに、障害を持っている人やお年寄りにとってどんなに迷惑な印なのかということを感じ取っていただきたいというようなことをしています。
以上、私たちのグループは地域の中で先ほど申し上げたような、仕え合っていくような幸せな社会をつくり出していこうということで、合いろいろな活動をしています。ありがとうございました。
田中 ありがとうございました。次に岩崎部長、お願い致します。

 

●岡山市のボランティア対策

 

岩崎範子
ご紹介いただきました岩崎でございます。「岡山市のボランティア活動への取り組みについて」ということを受け持ちました。先ほど市長がかなり話しをしてしまわれまして、重複してしまうなと大変困っている状況でございます。私の方は担当者としての話ですので、かなり後ろに下がった話になるかもしれませんが、お許しいただきたいと思います。
正直申しましてボランティア活動につきましては、これはあくまでも市民の自主的な活動であるということで、行政といたしましてはボランティア活動についての特別な対策をするということは福祉の面では、正直申しましてなかったのではないかというふうに考えております。
岡山市の総合計画の中でも“市民参加のまちづくり”ということを大きな桂の1つに掲げておりますが、その基本的な考え方といたしまして「市民主体のまちづくりを推進するため、市民の多様で自主的な活動をまちづくりの基礎に位置づけ、支援をするとともに、市民と市政のコミュニケーションを緊密化して市政への市民参加を拡充する」とうたっておりますので、決して全くかかわりがないというわけではございません。何らかの形で支

 

 

 

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